大学向けの仮想デスクトップ予約システムの構築
2020.09.01
大学の講義または学生の自習に使用する仮想デスクトップ環境の利用予約を管理します。利用者は学内LANの端末からWebサーバにある予約システムにログインし、講義利用の場合は利用時間、曜日、繰り返し回数と利用台数、自習利用の場合は利用時間を予約します。
予約システムの認証はOpenAMサーバ、Shibbolethサーバと連携して、OpenLDAPサーバ内のユーザ情報を取得することで行います。端末が学内の他サーバにすでにログインしていた場合は、その認証情報を使用してシングルサインオンすることができます。
管理者は利用予約の変更、キャンセルを行うことができ、予約した利用者には予約システムから予約変更の通知メールが送信されます。また、VDI管理サーバ内の仮想デスクトッププールの仮想マシン最大数の確認および台数変更も予約システム内で行うことができます。他にも利用者の予約履歴および仮想デスクトップ環境のログイン、ログアウト時間の確認、利用者の予約可能最大時間および予約保持可能数の設定、予約システムのトップページに表示するお知らせの管理を行う事が可能です。
予約した利用開始時刻になると、予約システムからVDI管理サーバへ仮想デスクトップ環境を確保するよう制御し、利用者は確保された仮想デスクトップ環にActive Directoryのアカウントでログインします。予約時間終了後、利用者がログオフした仮想デスクトップ環境はシステムにより自動でシャットダウンされ、リソースが解放されます。
講義利用に必要なデスクトップ環境が不足しており、予約時間外の利用者がいる場合は、予約システムが利用者に強制ログオフの予告をし、一定時間後に強制的にログオフさせることでデスクトップ環境を確保します。
開発期間 | 12人月 |
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ビジネス形態 | 大学向けの仮想デスクトップ予約システムの構築 |
開発環境 | |
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